仮想通貨

【買うならどっち?】ビットコイン・イーサリアムの違いを比較・考察してみた

仮想通貨の代表的な銘柄である「ビットコイン」と「イーサリアム」。


どちらも聞いたことはあるけれど、いざ購入しようと考えたときにどちらを購入すればいいのか迷うことも多いのではないでしょうか?

マスターK
マスターK
どちらも、とてもメジャーな仮想通貨だよ

今回の記事では、ビットコイン・イーサリアムの2銘柄について、「信用度」「資産価値」「安定性」「機能性」「将来性」という5つの観点で比較したうえで、どんな風に購入可否を判断するかをシミュレーションしています。

みなさまが仮想通貨の購入可否を判断する際のヒントとして、この記事をお役立ていただければ嬉しいです。

ビットコイン・イーサリアム、買うならどっち?

結論としては、ビットコイン・イーサリアムともに中長期的な資産形成に向いているものの、みなさんの資産形成の目的・スタイルによってどちらを購入すべきかの判断が分かれると考えます。

安定性を重視し、堅実に資産形成を行っていきたい」という方には、ビットコインがよりおすすめできると考えます。

将来の飛躍可能性を重視し、資産価値を大きく向上させたい」という方には、イーサリアムがよりおすすめできるかと考えます。
一方、これは現段階で得られる情報をもとに筆者が比較した結果であるため、将来価値を保証するものではありません。
購入にあたっては、ご自身で改めて情報収集をしていただき、自己責任で購入可否をご判断ください。

マスターK
マスターK
投資の最終的な判断の責任は自分にあるよ

ビットコイン・イーサリアムの違いを比較しよう

ここでは、「信用度」「資産価値」「安定性」「機能性」「将来性」の観点を踏まえて、ビットコイン・イーサリアムの共通点・違いについて順を追って確認していきます。

はまべ
はまべ
二つの仮想通貨の共通点と相違点を探るよ

ビットコイン・イーサリアムの共通点とは?

ビットコイン・イーサリアムの違いについて触れる前に、共通点を見ていきましょう。

ビットコイン・イーサリアムの共通点は、「信用度の高さ」「資産価値の高さ」です。
この2つの観点から、ビットコイン・イーサリアムは非常に信用度・資産価値が高い仮想通貨であると言えます。

そのため、中長期的な保有によって値上がりする可能性が高いと考えられ、資産形成に向いていると思われます。

ビットコイン・イーサリアムはともに信用度が高い

まず「信用度の高さ」ですが、ビットコイン・イーサリアムは日本の仮想通貨取引所での取扱数のトップ2となっています。

全世界の中で、日本は仮想通貨に対する規制が非常に厳しいと言われており、今月行われるG7による仮想通貨規制に関する会議でも、日本が議長国として議論をリードする予定になっています。

そんな日本国内の取引所や公的機関による厳しい審査をクリアしている銘柄ですから、非常に信頼できる仮想通貨であると言えるでしょう。

ビットコイン・イーサリアムはともに資産価値が高い

次に「資産価値の高さ」について、ビットコイン・イーサリアムはともに世界の仮想通貨時価総額ランキングがトップ2となっており、3位以下の仮想通貨を大きく引き離しています。

時価総額は、購入したい人々の需要を反映しており、高ければ高いほど活発に取引がなされ、資産価値が高いと考えることができます。

このことから、ビットコイン・イーサリアムはともに資産価値が高いと言えます。

ビットコイン・イーサリアムの違いとは?

共通点に触れたうえで、ここからはビットコイン・イーサリアムの違いについて確認していきます。

ビットコイン・イーサリアムの違いは、「機能性」「安定性」「将来性」であると考えます。

この3つの観点から、「安定性を重視し、堅実に資産形成を行っていきたい」という方にはビットコインを、「将来の飛躍可能性を重視し、資産価値を大きく向上させたい」という方にはイーサリアムをおすすめできるのではないかと考えています。

マスターK
マスターK
それぞれ、おすすめできるケースが異なるんだ

ビットコイン・イーサリアムの機能性に違いがある

まず、ビットコイン・イーサリアムは、仮想通貨の使用目的や役割、機能性の観点で大きな違いがあります。

ビットコインは「デジタルゴールド」としての役割を持っており、希少性が高く資産価格が安定していることが特徴です。

使用目的は価値の交換や保存であり、まさに「金」の取引と同じように、保有し続けることで価値がじわじわと上がっていくところが魅力です。

イーサリアムは「プラットフォーム」としての役割を持っており、イーサリアムブロックチェーンを通じて独自ソフトウェアを開発することができます。

開発者が機能性や拡張性を重視していることもあり、技術力の高さにより仮想通貨業界をリードしています。

このように、ビットコイン・イーサリアムは機能性や役割の面で大きな違いがありますが、両銘柄とも、数多の仮想通貨の中で特徴的な役割・機能を持っていることは共通しています。

ビットコインの方が「安定性」が高い

「安定性」においては、ビットコインに軍配が上がります。

ビットコインは「非中央集権型システム」であることを徹底しているため、各国の経済不況や金融情勢の影響を受けにくくなっています。
よって、資産価格は安定的であり、今後に向けても堅実な価格の向上が期待できます。

マスターK
マスターK
一つの国の影響を受けにくいのはビットコインのメリットだね

一方、イーサリアムは大規模かつ階層的なアップグレードを実施している関係で、価格が一時的に乱高下することが見込まれています。
どんどん機能が拡張されている性質上、価格のバラつきは高くなりやすいとも考えられます。

そのため、「安定性」の面ではビットコインの方が高いと言えるでしょう。

イーサリアムの方が「将来性」が高い

「将来性」においては、イーサリアムに軍配が上がると考えています。
イーサリアムは「PoS」と呼ばれるシステムに移行しており、これまでの仮想通貨取引よりも99.9%使用電力をカットすることができます。

これによる「取引処理スピードの向上」「手数料の低減」「環境負荷の軽減」の効果が期待されていることもあり、ヨーロッパを中心にイーサリアムを支持する気運が高まっています。

一方で、ビットコインは「PoW」というシステムを用いており、かつ仮想通貨業界トップの取引量を誇っている関係上、使用電力が高いことが特徴です。
そのため、環境負荷団体からよりサステナブルな仕組みの開発を求められています。

マスターK
マスターK
ザックリまとめるとイーサリアムの方が環境に優しいと言えるね

このような観点から、「将来性」においてはイーサリアムの方が高いと言えるでしょう。

暗号通貨を比較するときに必要な観点を理解しよう

暗号通貨の購入にあたってどのようなポイントを抑えておくべきか、みなさんはしっかり理解できているでしょうか?
この章では、ビットコインやイーサリアムを含めた暗号通貨を比較する際に必要な観点として「信用度の高さ」「資産価値の高さ」「安定性の高さ」「機能性の高さ」「将来性の高さ」についてご説明いたします。

今後、ビットコイン・イーサリアム以外の暗号通貨を購入したくなった場合にも使える観点なので、ぜひチェックしてみてくださいね。

暗号通貨の信用度の高さ

まずは暗号通貨の信用度の高さを確認しましょう。
残念ながら、現在に至るまで仮想通貨に関する投資詐欺などの事件が多発しています。

このような事件に巻き込まれないためにも、信用度の高い暗号通貨を購入することをおすすめします。

マスターK
マスターK
ビットコインやイーサリアムは信用度の高い暗号通貨の代表例だよ

信用度を測るポイントとして、日本仮想通貨交換協会の発行している仮想通貨リストに登録されているか(「ホワイトリスト」・「グリーンリスト」)についてご紹介します。

日本の公的機関における登録有無

現在、日本の仮想通貨取引所は、金融庁により信用度をチェックされたうえで登録されています。
また、仮想通貨の取り扱い可否についても、金融庁の認定業界団体の一つである日本仮想通貨交換協会が承認作業を行っています。

金融庁・日本仮想通貨交換協会といった、公的期間による審査をクリアしている仮想通貨取引所および仮想通貨については、信用度が高いといえます。

また、日本仮想通貨交換協会では、登録されている仮想通貨を「ホワイトリスト」・「グリーンリスト」としてまとめています。

「ホワイトリスト(取扱暗号資産及び暗号資産概要説明書)」は登録されている全ての仮想通貨および仮想通貨取引所のリストとなっており、それぞれの仮想通貨の特徴についてもまとめられています。

「グリーンリスト」はその中でも特に日本で広く取り扱われているかどうかを、4段階の基準を通して選定・公表しているリストです。

仮想通貨の購入を検討する際には、「ホワイトリスト」に載っているかどうかを確認するとともに、より信用度の高い情報である「グリーンリスト」への掲載有無を確認しましょう。

「ホワイトリスト」・「グリーンリスト」は下記のリンクから確認することができます。

参考https://jvcea.or.jp/about/document/#gaiyo

ちなみに、今回ご紹介している「ビットコイン」「イーサリアム」は、ともにグリーンリストに掲載されており、日本の仮想通貨取引所での取扱数もトップ2となっているため、非常に信頼できる仮想通貨であると言えます。

はまべ
はまべ
当然といえば当然ね

暗号通貨の資産価値の高さ

次に、暗号通貨の資産価値の高さを確認しましょう。
仮想通貨の規制がより厳しくなっている昨今においては、仮想通貨としての価値が確立されているかどうかが非常に重要となってきます。

資産価値の高さを測るポイントとしては、「時価総額の高さ」が挙げられます。

暗号通貨の時価総額の高さ

暗号通貨の時価総額は、「発行枚数」×「(1枚あたりの)価格」で求めることができます。

時価総額が高ければ高いほど、より多くの人からの需要があり、資産価値が高いといえるでしょう。
暗号資産の時価総額ランキングについては、下記などのサイトで確認することができます。

参考https://coinmarketcap.com/ja/

ちなみに、ビットコイン・イーサリアムは時価総額ランキングトップ2となっているため、非常に資産価値の高い暗号通貨であると言えます。

暗号通貨の安定性の高さ

次に、暗号通貨の安定性の高さを確認しましょう。
信用度の高さは最初に確認しているので、今回は「価格の安定性」について確認できればと思います。

仮想通貨は価格や価値が安定していないものが多くなっています。

この記事をご覧になっているみなさまは仮想通貨初心者の方が多いと思いますので、一日中取引画面に張り付いているわけにもいかないのではないでしょうか。

そのため、なるべく価格が安定しているものを購入することをおすすめしています。

価格の安定性の高さを測るポイントとしては、「値動きの大きさ(ボラティリティの高低)」が挙げられます。

暗号通貨の値動きの大きさ

仮想通貨の値動きの大きさのことを「ボラティリティ」と言います。

ボラティリティは仮想通貨サイトチャートなどで見に行くことができ、「1日」「1週間」「1か月」「3か月」「1年」などの期間で区切ったときの価格変動を確認できます。

価格変動が大きく、増加傾向と減少傾向を繰り返しているような仮想通貨は、高い時期に購入してしまい一気に価値を失うなどが考えられます。
なるべく堅調に増加しているものがおすすめです。

暗号通貨の機能性の高さ

次に、暗号通貨の機能性の高さを確認しましょう。
仮想通貨は、それそのものを使って何かを購入する、というよりも、仮想通貨取引を通して資産形成に役立てるといったイメージが強いですよね。

一方で、機能性に乏しく、使用目的が曖昧な仮想通貨であればあるほど、仮想通貨としては没個性的で、他の仮想通貨にとってかわられてしまいやすいのではないでしょうか。

そのため、仮想通貨取引をするうえでも、その仮想通貨にはどのような機能があるのか、どういった使用目的で作られているのか、を把握することが非常に大切となります。

暗号通貨の将来性の高さ

最後に、暗号通貨の将来性の高さを確認しましょう。

仮想通貨の将来的な価値を左右するポイントとして、「仮想通貨の今後の展望」や、「仮想通貨の将来に対する懸念・リスク」がどの程度あるのか、をチェックすることをおすすめします。

たとえば、イーサリアムの場合は、創業者のブテリン氏が「現時点でイーサリアムはまだ55%しか完成していない」と発言しているとおり、今後もアップデートを繰り返していく趣旨の展望を表明していますよね。

これらの技術革新については懸念の声もあるものの、市場では比較的好意的に受け取られています。

こうした展望から、将来の仮想通貨の価値向上や、それに伴う値上がりを見越して現段階で購入する、という判断も考えられます。

一方で、ビットコインについては環境団体から環境負荷の高さに関してプレッシャーをかけられている、という点が懸念・リスクになっています。
現段階ではそこまで問題とされていないものの、世界中で環境保全・環境維持のための活動が活発化していることから、ビットコインの購入を避ける、といった判断も考えられるでしょう。

このように、各仮想通貨の展望と懸念・リスクをしっかり情報収集することが、将来性を確認するうえでは非常に重要であると考えられます。

【ビットコイン・イーサリアムの違い】まとめ

いかがでしたでしょうか。
この記事を通して、みなさまが仮想通貨を購入するときに注意したい観点を理解することができていれば幸いです。

ぜひ、情報収集と分析を続けて、よりよい資産形成に役立ててくださいね。

ビットコインやイーサリアムはて「信用度」「資産価値」「安定性」「機能性」「将来性」、どの点をとっても高得点の暗号通貨と言えます。
特に信頼性では他の仮想通貨に大きな差をつけて高いです。
とはいえ、ビットコイン、イーサリアムにはそれぞれメリット、デメリットがあります。
ご自身の求めるものに合った暗号通貨を選びましょう。

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